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企画展/mano que hila el tiempo (マノ ケ イラ エル ティエンポ) 〜時を紡ぐ手〜

7月の企画展はメキシコの古くからの民芸をご紹介します。 2023年7月28日(金)リタギャラリーにて



ご紹介くださるのは、メキシコ在住「RAKU」という靴のデザイナー件職人、永峯美樹(ナガミネミキ)さん。


世界は小さい、と誰もが感じていた頃に日本を離れ、メキシコの南端、先住民の村々に囲まれたサン・クリストバル・デ・ラス・カサス という小さな街に根を下ろしたのは18年前。現地でご結婚され、ご主人とふたりの美しい娘さんと暮らしています。植物のタンニンの上質な革と、天然素材の靴「RAKU」を中心に、文化と風土に育まれた手製の日常品や想いを創造しています。


メキシコを語る上でなくてはならない植物 “AGAVE”(マゲイ)

メキシコ全土に自生するAGAVE(マゲイはアガベともいい、アガベシロップでおなじみ)が原材料。 雨季にしか畑仕事が成り立たない農民の乾季の手仕事の素材となり、繊維は布として織りものに、棘は針として使われ、ロープ・ハンモック・魚を獲る網・敷物・カバン・箒・飲み物など、数え上げればきりがないほどの日用品に姿を変え、大昔からメキシコの人々の暮らしに寄り添ってきました。 しかし昨今の人工繊維の登場により、繊維の採取から製品になるまで気の遠くなるような工程を必要とするこの尊い民藝品は、現在技術とともに失われつつあります。


今、どこの国でも同じ局面を迎えています。後継者。この手間と根気のいる手仕事を受け継ぐ人が少なくなっているのだそうです。RAKUはこの美しく堅牢で持続可能な天然繊維の技術継承と再評価を願い、その様々な可能性を見つめ、デザインし、守ろうとされています。

・いろいろな形のマゲイバック ・RAKU シューズ(オーダーも承ります) ・メキシコの民芸 ・琥珀入りお守りマゲイバック

・オーガニックコットンの衣服

・オーガニック製品(食品・雑貨)


メキシコの大地のエネルギー、植物が大きく育む太陽の力、それらをたっぷり浴びたAGAVE。 ひとの手がつくりあげたものはさらに波動の高いものと言えます。 mano que hila el tiempo (マノ ケ イラ エル ティエンポ) 〜時を紡ぐ手〜 ぜひぜひお手に取ってご覧になってください。






なお、今回の展示会にスペシャルなゲストが花を添えてくれます。 永峯美樹さんと、わたしたちリタとカシが愛してやまない歌姫 phokaさんのライブも開催します。


7月29日(土) 19時開場 /19時30分 開演 25名さま ※予約制 2500円 場所 リタギャラリーにて


phoka クラシックギター、インディアハルモニウムとともに旅の情景や日々の心模様から生まれた歌、古い異国の歌やその場の空気を即興で歌にし、唯一無二の柔らかな歌声で歌い上げる。10年に及ぶ旅暮らしを経て現在は海のそばに暮らす傍、各地で音楽活動を行っている。

@phoka 兼ねてからいつかリタで音楽会を、と願っていました。今回この会期のタイミングで開催できることになり感激しています。メキシコでも歌った経験があり、美樹さんのことをお姉さんと慕っている彼女。わたしたちに美樹さんを紹介してくれたのも他ならぬ、phokaちゃんです。 今回どうしてもみなさんに聞いていただきたい歌があり、それも歌ってくださることとなりました。 建築家 町田康彦さんがつくった「ハト を とばす」という映画の挿入歌 「くくる くる ハトよ」 メキシコでは誰もが知っているメキシコ人に愛されている曲、に、町田さんが日本語で作詞した曲。 リタの大さんこと金野大介が、映像を担当させていただきました。その映像とともに、phokaちゃんの美しく伸びやかな歌声を合わせてお聴きいただきます。 ライブのご予約はメールにて承ります。 お名前、お電話番号、人数をお知らせください。 展示会初日、7月29日(土)は料理家 橋本玲奈さんのメキシコ料理の企画も進めております。 こちらの詳しい詳細はのちほどご案内いたします。







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