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企画展/わらむすひ しめかざり

12月23日(金)から26日(月)まで、しめかざりの販売会を行います。 長野県 木曽「わらむすひ」こと 畠山智明さんの手仕事です。

毎年12月13日に煤払い(大掃除)をして歳神様(お正月様)をお迎えする目印として飾られているしめ飾り。 全国に色々な形や意味をもったしめ飾りが存在しています。 わらむすひの畠山さんはその文化や造形に惹かれて、無農薬の藁を使い 土に還る素材のみを使用した環境に優しいしめ飾りの作成を行なっています。 さまざまな種類が届きますのでぜひ実際にご覧になってお選びください。

①「玉しめ 大」 ¥11,000 サイズ:縦80㎝×横50㎝

三綯い(みつない)をした大根締めを丸めて輪を作り、縁起の良い末広がりのお米付きの垂れを付けた迫力あるしめかざり。 デザイン性のあるしめ飾りが流行し始めた150年ほど前の、極初期の頃から作られていたと見られる玉飾り系のお飾りです。今では、全国各地で様々な玉飾りが見られます。 「わ」は、輪や和を表し日本の中でも多くのデザインの中に入り込んでおり、人と人が集まりお目出とうと言い合う時期にぴったりの「わ」をお飾りください。 ②「玉しめ へび」 ¥11,000

サイズ:縦70㎝×横40㎝

三綯いした物を輪にし、さらに中心で別の輪がとぐろを巻き蛇を現したしめ飾り。 岐阜県高山市や滋賀県などで見られます。 蛇は、龍と同一視され水の神様として、そこから 転じて農耕・稲作の神様として全国で崇められて います。 縄文時代、食糧を食い荒らすネズミが大敵。そのため蛇を飼い、ネズミを撃退していたと言われ 土器の柄にもしばしば姿を表す蛇。 お正月に各家にやってくる歳神様も蛇ではないか?と言う文献もあります。 畏怖の念こそ人と自然を繋げる大事な感覚。 ③「玉しめ 小」 ¥5,500

縦45㎝×横30㎝

玉しめ大を小さくまとめたデザイン。 輪を作り末広がりの垂れをつけた、めでたい形に仕上がっています。 古くは、家の周りをぐるりと稲藁で作った縄 を巻き、不浄を家に入れ込まない物だったしめ縄。 そこから縄をまるめて門や柱に飾る形が生まれました。門飾りとも呼ばれます。 門飾りの中でもかなり初期の頃から見られる 伝統的なしめ飾りです。


④「たい」 ¥6,600

縦45㎝×横60㎝

牛蒡締めと呼ばれる細長い一文字に「あんこ」と言う詰め物をして一部を膨らませたものを大根締めと呼びます。これを木曽地方では、ちょっと反らせた形にして「鯛」と呼びます。 なぜ鯛? 海は、ない。調べてみると御嶽山を信仰する山岳宗教、御嶽教で恵比寿様と大黒様を 祀る風習がある。そこから鯛へ結びついたのかな? と考えてます。



⑤「にわとり」 ¥6,600 縦40㎝×横30㎝

古事記、天の岩戸のお話でも出てくるにわとり。 まず、にわとりの鳴き声から始まりアマノウズメの踊りが始まる。祭りが始まり、天照大神が顔を 出す。始まりの声。 それがにわとりの鳴き声なのだ。 そこから「光を指し示す」「道を切り開く」など の意味がつき縁起物として飾られるようになりま した。 今年の玄関飾りに光を。



⑥「はと」 ¥6,600 縦30㎝×横30㎝

京都や山口県で見られるしめ飾り。 八幡神の使いとして古くから大切にされてきた鳥、 平和の象徴、鳩。 各地の八幡宮に鳩がモチーフとなったかざりが見られるそうです。 羽の部分を藁の元の方で表現するために実は、同じサイズの輪っかが二重に重なっています。 顔をつけたのはオリジナルです。 どこか愛らしい、そんなしめ飾りが出来ました。



⑦「ごぼうじめ」 ¥3,300 縦90㎝×横10㎝

ゴボウのように真っ直ぐで一直線。 なんとも潔い一文字、牛蒡締め。 三つにわけた藁をそれぞれねじり、綯っていく三綯 いをした形。数多くのしめ飾りの元になっている。 実は、三綯いの部分は、「雲」を表し付けた垂(しで)は、「雨と雷」を表す形になっている。天氣を 表し五穀豊穣を願う形になっている。 神棚にも玄関にもオールマイティに飾れるしめ飾りの基本形とも言うべき形。




⑧「ののじ」 ¥1,100 縦35㎝×横15㎝

綯った藁を結ぶことなく挟み込んで輪っかを作った輪飾り系と呼ばれるしめ飾り。 主に、台所・トイレ・お風呂場など水回りや裏口や倉庫、納屋、車庫、そして一年お世話になった道具へ労いの気持ちを持って飾るものです。 色々な所に飾るので簡易的な形になっている。しかし不思議な物で「飾る」事によりより目を引きその場が輝き出す。 どんな物であれ形を表す事で神様と繋がる依代になっていく。 一年の感謝を込めて。



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